活動
当院では2005年11月より栄養サポートチーム(NST)の活動が始まりました。
2007年に日本静脈経腸栄養学会の認定稼働施設に認定されています。医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士のスタッフ(コアスタッフ)から構成されています。活動の三本柱は「ミーティング」、「病棟回診(ラウンド)」、「コンサルテーション」ですが、実際にはミーティングとラウンドを病棟で同時に行うウォーキングカンファレンスという形で行い、時間とマンパワーの節約をしています。毎週月曜日の午後に各病棟から提出された栄養評価をもとに症例検討を行っています。
ウォーキングカンファレンス
電子カルテの導入により、必要栄養量、摂取栄養量の算出が簡便に行えるようになりました。各病棟へコアスタッフが出向き、その場で病棟スタッフとディスカッションし、患者さんに適した栄養療法を主治医へ伝えています。
栄養評価
寝たきりの患者さんでも、上腕周囲長・上腕三頭筋部皮下脂肪厚・膝高を計測することで身長・体重を算出することができ、栄養評価が可能です。
栄養評価に用いる身体測定の器具
- インサーテープ
- アディポメーター
- 膝高計測器
コアスタッフ以外でも計測できるように各病棟に器具を使った身体測定の手順を作成しています。
NST歯科回診(医科歯科連携)
新しい試みとして横手市歯科医師会と連携し、平成27年4月よりNST歯科回診を始めました。
NST対象者のうち歯科的な疾患を持った方や義歯が合わない方に対し、歯科医師が診察しアドバイスしていただき、必要であれば治療や義歯の調整・作製を行い、栄養状態の改善や感染症予防を図るもので、毎月最終水曜日の午後に回診を行っています。